「ALL IN ONE」 の意味は?
「ALL IN ONE」とは「全てを1冊に」という意味で、「全て」とは、「単語・熟語」「文法・語法」「読解」「リスニング」「スピーキング」を指します。
従来の英語学習書は、これらを別個の分野として扱い、学習者に沢山の教材を買わせてきましたが、本書は学力レベル別に1冊で済むので、英語学習に要する時間と経費を大幅に減らすことができます。
これまでの英語学習は、
(1)単語・熟語を覚える
(2)文法・語法を覚える
そして、(1)(2)の応用として
(3)リーディングの練習をする
(4)リスニングの練習をする
(5)スピーキングの練習をする
というのが一般的でした。(1)~(5)は別個に扱われ、書店の語学書コーナーに行くと、「単語・熟語」「文法・語法」「リーディング」「リスニング」「スピーキング」(さらに「テスト別対策書」)とジャンル分けがなされています。全ての分野を学ぶには4~5冊を行う必要があり、かなりの精神力と時間が必要になります。
しかし、(1)~(5)を1冊で学ぶことができれば、精神的・金銭的・時間的な負担は大幅に軽減できます。特に、時間の節約については、次の重要なメリットがあります。
関連する複数の技能は
別個に訓練するよりも
並行して訓練した方が
各技能の習得が早まる
つまり、(1)~(5)を別々に行うより、同時並行で行った方が、それぞれ分野の習得に要する時間が短くなる、ということです。これは、認知科学の定説で、運動選手が一回のトレーニングで「筋力トレーニング」「スピード訓練」「技術練習」の3分野を行うように、勉強以外でも広く実践されています。
また、英語の教材では、著者によって文法の説明や学習指導方法が異なるため、複数の著者の本で学習すると混乱や迷いが生じ、学習が捗らないという弊害も生まれます。
そこで、中学卒業レベルの英語力がある学習者を対象に、英語学習の「全分野」を「1冊」で習得できるようにしたのが、本書『ALL IN ONE Basic』です。